最大の釣果とは、死なずに生きて帰ること。。
パックラフトをはじめとするパドルフィッシングボートはいずれも背の低い舟です。漁船やプレジャーボートなど、他の動力船は海面からデッキまでに距離がある為、近距離ではパックラフトが完全に死角に入ります。
かなり距離を離せば見えますが、船体が小さいので見逃されやすい傾向にあります。
漁筏 - turibune - では遠くからでも発見してもらいやすい様、赤、オレンジ、黄色と目立つ色を選択しています。しかしそれでも、少しうねりが出ただけで波の陰に船体は完全に隠れてしまいます。もっと高い位置に目印が必要です。そこで求められるのが安全旗です。
まず考えなければならないこと、それは確実に生きて帰ることです。どれだけ良い魚が釣れても、帰って来られなければ意味がありません。生きて帰ることこそが最大の釣果です。安全旗は、その当たり前のことを、水の上で形にする為の装備です。
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しかしほとんどのインフレータブルボートには安全旗を取りつける機構がありません。特に本来ダウンリバー用のボートとして生まれたルーツのパックラフトに、安全旗の設置機構がある製品は知る限り存在しません。
パドルフィッシングの世界では安全旗を掲げることは当たり前のマナーとして認知されています。命を守るために、パックラフトフィッシングにおいても必ず安全旗を掲げるべきであるとフィッシュラフトでは考えています。
艤装アタッチメントシステムの構想は、安全旗を立てるために考え出した機構でもあります。それほどに重要視しています。
高ければいいわけではない。 低ければ意味がない。 だから、180cmにしました。
安全旗は、ただ立てればいい道具ではありません。 低すぎれば見えない。高すぎれば風に煽られやすくなる。この単純なようで難しいバランスの上に成り立つ装備です。
漁筏 - turibune - の安全旗は、その高さを180cmにしました。これは、人が立った時の高さに近い寸法です。水の上で「そこに人がいる」と認識されやすい高さ。パックラフトの船尾に固定すると、実際の旗の先端は海面から2mを超える位置まで上がります。この高さがあることで、ほとんどの船から十分に視認されるレベルに達します。
ただ目立てばいいのではありません。見つけてもらえる高さを確保しながら、同時にパックラフトの上で扱える現実的なバランスに収めること。その為に、長さは慎重に決めました。
しかしこの高さになるとどうしても風に煽られます。
当初は風に負けない丈夫なポールを考えましたが、強くすればするほどに、より強く風に煽られる様になりました。
ある時、登山中に強風に耐えるテントを見ました。テントのフレームは風を受け流すことで、強風に耐えています。
そこでポールには、8.5mmジェラルミンテントポールをベースにした特注品を採用しました。
強風を受けた時、しなやかに曲がりながら風を逃がす。 この安全旗のポールは、まさにその考え方で作っています。
この素材と径は何度も試作を繰り返し、辿り着きました。
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旗にも、意味のある形があります。旗の形には、二等辺三角形を採用しました。風を受けてはばたきやすく、動きが出やすい形です。
海の上で目立つということは、色だけの問題ではありません。形が風に乗って動くことで遠くからでも認識されやす口なります。
色は、ビビッドなオレンジに白いロゴを加えることで、遠くからでも輪郭が浮きやすい配色に仕上げました。
実用としての視認性を取る。 海の上で “ そこにいる ” と伝わることを優先する。それが、この旗の考え方です。
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安全旗があることで、魚が増えるわけではありません。潮が良くなるわけでもありません。仕掛けが鋭くなるわけでもありません。けれど、水の上での不安は確実に減ります。
遠くの船に対して、自分の存在を知らせることができる。その安心感は、釣りの集中力にも繋がります。余計な不安を減らし、目の前の釣りに意識を向けられること。それもまた、大切な価値です。安全旗は、釣果を直接生む装備ではありません。けれど、釣りの一日を最後まで成立させる為に必要な装備です。それはつまり、帰還の為の装備です。
水の上では、目立つことをためらわない。静かに近づき、魚に警戒を与えないことが有利な場面もあります。けれど、相手が船になるなら話は別です。その時に必要なのは、隠れることではなく、見つかることです。
フッシュラフトが明るい船体色を採用する理由も同じです。船体色には、赤、オレンジ、黄色といったエマージェンシーカラーを用意しています。
それは単に船の名前に色を合わせたコンセプトデザインではありません。海で、湖で、川で水の上に浮かぶ小さな艇にとって、見つかることは安全そのものです。だからこそ、色にも意味を持たせています。ライフジャケットに赤しか作らないのも同様の理由です。
目立つ色を選ぶこと。それは生きて帰る確率を上げること。安全旗は、その思想をもっとも分かりやすく形にした装備です。
これは、単なるオプションではありません。フィッシュラフトの考え方そのものです。水の上では、目立つことをためらわない。
そこに人がいると伝える。その当たり前を、徹底して意識する姿勢を貫きます。
釣りの為の舟を作るなら、まず帰って来られる舟でなければならない。私たちははそう考えています。だから安全旗は、数ある艤装のひとつでありながら、 同時に、もっとも優先されるべき装備でもあります。
生きて帰ることこそが最大の釣果です。
海や動力船の走る湖では、是非フィッシュラフトの安全端を掲げて下さい。きっとあなたに最大の釣果をもたらせます。
注意・警告
・マウントベースのロックを確実に締めて下さい。使用中に脱落する危険があります。
・使用後は必ずベースマウントから取り外し、各可動部を動かして隙間に入り込んだ海水も洗い流して下さい。またベースマウントのロック部品も動かしながら洗い流し、キャップを外した状態で確実に乾かして下さい。
・安全旗を掲げていれば絶対の安全が保障される訳ではありません。常に周囲を見張り、危険が近づいてないか意識して下さい。
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※ 上記の周囲警告をしっかりとお読み頂き、ご理解の上ご使用ください。
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