鉛が海に与える影響について考えたい

 

オモリやルアーの多くは鉛でできています。柔らかくて加工しやすく、安価で、比重も重い。オモリやルアーを作る上で、まさに最適な素材です!
ところが近年、釣り人が海に残したオモリやルアーが原因で深刻な環境破壊が起きている事が分かってきました。

鉛は極めて有毒性が高い重金属で、しかも海水で徐々に分解されていきます。鉛を体に取り込んだ魚を人間が食べてしまうと、鉛中毒にしよる深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
ちょっとなら大丈夫そうな気もしますが、釣り人口と釣行回数などを元にしたAIによるフェルミ推定演算によって考えられる推測量で、日本国内だけで概ね年間 600 ~ 1500tと、全然ちょっとじゃない事がわかります。

鉛製の錘が使われ始めたのが1750年頃で、1940年頃から爆発的に釣り人口が増えたことで海に放出される鉛の量が増えたと言われています。割と近年になってから突然海に鉛が放出される量が増えたわけです。これまで大きな健康被害が出て無かったとしても、このままでは人体に対する健康被害が懸念されます。


水道管が開発された当初は鉛製でしたが、これによって深刻な鉛中毒で健康被害が多数発生しました。
海の環境においても同様のリスクを伴うと考えるべきでしょう。

現にデンマークでは2002年以降、釣りに鉛製のオモリを使用することを禁じており、2007年からは商業用釣具も含めて全て禁止となりました。現在EU全体でも水辺での鉛使用について議論されており、今後段階的に禁止とされる見込みです。
またオーストラリアなどでも、規制こそされていませんが、多くの釣り人が積極的に重金属フリーのオモリを使用する様に心がけているそうです。

この事から、私も小さなガン玉を除くオモリの全てを鉄、タングステンに切り替え、ルアーも大部分をタングステン製に切り替えました。

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実釣においてメリットとデメリットが存在します。
鉄の場合、鉛より比重が軽くなります。この為、どう重量のオモリにした場合は少し大きくなります。
オモリは潮の影響を受けるので、潮流れが強い場合には重くする必要があります。この為、ややアタリがボケます。
また使用後にちゃんと水洗いしないと錆びます。思っていたより錆びない印象ですが、それでも鉛よりデリケートな管理が求められます。

 


タングステンの場合には鉛より比重が重く、基本的に錆びないので、鉛に完全上位互換できます。
ただタングステンはレアメタルなので、鉄や鉛に比べて大変高額です。この事もあり、私の場合はルアーに関してはタングステン、オモリに関しては鉄を主に選択しています。

 

鉄やタングステンは鉛よりも硬度が高い為、着底感度は遥かに優れます。これは根掛かり回避においてとても大きなメリットです。また鉛の様に変形して岩に食い込まないので、根掛かり回収率も優れます。

 

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ルアーやテンヤの場合、性能面の観点から鉄製のものはほとんど存在しませんが、タングステン製のものは数多く存在します。

比重が重いのでルアーサイズを小さくできます。キャスティングにおいては飛距離が伸び、バーティカルにおいては潮の影響が小さくなるのでより軽く、小さくできるメリットがあります。
当然釣果は格段に上がる為、高額な点以外はほとんどデメリットが存在しません。

 


とは言え、まぁほんと高額。だいたい倍ぐらいの値段になります。ロストが怖いですが、だからこそ結果としてより環境には優しいかも知れません。ロストする様な攻め方を避けますしね ^^;

オモリに関してもタングステンの方が釣りはしやすいですが、正直ルアーほど素材による釣果の差は出ません。
鉛だろうが、鉄だろうが、タングステンだろうが、釣れる時は釣れますし、釣れない時は釣れません。
タングステンの方が明らかに有利な釣りを除いては、基本的に鉄で良いと感じます。

ルアーに関してはそもそも鉄がほとんど存在しないし、鉛と比較してもタングステンの方が優位性が明らかに高いので、高額でもタングステンを選択する価値は大いにあります。環境保全の観点のみならず、シンプルにタングステンの方が釣れます。これは間違えなく差があります!

 

 

例えば " もはやエサ " の代名詞で有名な TGベイトシリーズ(https://amzn.to/45Z9svx)などは明らかで、さすがにエサは言い過ぎですが、これまでのジグとは比較にならないほど食ってくるのは事実です。
特に私の行なっているパックラフトフィッシングの様なパドルフィッシングでは、バーティカルに落とす釣りが多く、ただ落として巻くだけで活性の良い時期ではバンバン釣れます。餌より手返しが良いので、冗談抜きに餌と同程度の釣果の日もあったりします。すごいやつです!

 

 

ビンビンスイッチ(https://amzn.to/402gGvb)も有名ですね!

タイラバの一種で、真鯛を狙う為の仕掛けですが、根魚から青物までなんでも食ってきます。

比重が重いことでサイズを小さくできるので、より潮の影響を受けずに沈下できます。つまりもっと軽くても着底が感じられるので、結果としてさらに小さなシルエットにできるわけです。これぞ素材による効果です!

ナブラ打ちを除けば、TGベイトとビンビンスイッチがあればルアーフィッシングが成り立っちゃうんじゃないかってくらい優秀です。

 

 

ジャッカルのTGアンチョビドラゴン(https://amzn.to/4rHRANW)も欠かせない存在です。これはルアーではなくタチウオテンヤですが、鉛かタングステンかでアタリの数が凄まじく大きく変わります。
ヘッドサイズが小さくなるから何ですかね?
警戒心の強いドラゴンサイズが食ってくる率も、タングステンを使うことで高まっている気がします。

 

Amazonリンク

 

鉄オモリ:https://amzn.to/4krhxyU

TGベイト:https://amzn.to/4auunYM

ビンビンスイッチTG:https://amzn.to/4a7Ul5m

TGアンチョビドラゴン:https://amzn.to/4rHRANW

 

 

これらを、パックラフトを使用したマイボートフィッシングに使用しています。

パックラフトとは超小型軽量なインフレータブルカヤック。小さめのパックラフトとタックルワンセットのみのルアーフィッシングであれば、バックパックひとつでマイボートフィッシングにでかけることも不可能ではありません。

カヤックや2馬力ゴムボートはもちろん、SUPなどの他のインフレータブルパドルボートよりもずっと軽量コンパクトなので、電車やバスなどの公共交通機関でマイボートフィッシングを楽しむことだってできちゃいます!

 

 

正直、近年釣り場が窮屈な気がしませんか?
年々釣り禁止となる場所が増えてきて、限られた釣り場にたくさんの人が押し寄せます。
仕掛けが届く範囲の、" 仕掛けに食ってきてくれるアホな個体 " は釣られ切ってしまう為、沿岸部に生息する魚はルアーはもちろん餌にだってなかなか食ってきてくれなくなります。

ではちょっと沖に出ると何が変わるかというと、そのエリアに住む個体は釣り人の存在を知らない魚も多くなるわけです。岸からほんの 300m ほど離れるだけで、釣果は全くと言って良いほど変わってきます。

 

300m って、パックラフトで漕いで5分かからないくらいの距離ですよ?
でも、どんな最高級のタックルでも、どんな凄腕の遠投師でも、全く届かない距離でもあります。
隣の人を気にする必要性もなく、自由にのびのびと、もっと大きな魚をたくさん釣る事ができます。
そしてパックラフトなら、そんなマイボートフィッシングが現実的に実行可能です。

 


もうひとつ。冒頭にお話しした、海に残された大量の鉛についてです。
この鉛は徐々に海に溶け出します。海水の鉛イオン濃度は溶け出す鉛の近くが高く、距離が離れるとその濃度は薄まります。つまり多くの釣り人が集まる沿岸の釣り場で釣れる魚を食べることで、私たちの体に悪影響を及ぼすリスクが高まるという事でもあります。

沖に出れば、そのリスクはかなり下がります。
私がパックラフトで沖に出て釣りをする理由の一つにこのこともあります。そして自分が釣りをするポイント付近に鉛を残さない為に、鉄やタングステンの素材に拘って使用しています。
環境保全ももちろん大切ですが、自分自身と家族の為にも、有害物質を含まない魚を手にしたいじゃないですか。
楽しいからって理由が一番ではありますが、沖に出れば同時にある種の安心も得られるわけです。

 


釣りに使うパックラフトなら " 大鯛 - Seabream - " がおすすめ!

高い一時安定性によりカヤックやSUPよりも安心して釣りに集中できます。
長い全長でクーラーボックスも置けちゃうし、荷物を積まないならタンデムだって楽しめちゃいます。

 

パックラフトを手にすることで、あなたのアングラーとしての人生は必ず豊かなものになります!
そしてもしパックラフトを購入されるなら、ぜひ私たち 漁筏 - tsuribune - のパックラフトをお求めくださいw

 

ではまた。